バイナリー発電システム・E-Rational
バイナリー発電システム・E-Rationalとは、加熱源によえり沸点の低い媒体を地中やプラントから回収した蒸気、熱水を再利用し加熱蒸発させ、その蒸発でタービンを回して発電する方式です。適応として地熱発電、温泉発電、バイオマス発電、余熱発電などがあります。
70℃~150℃の排温水又は排蒸気の供給を受け、これより沸点の低い作動媒体を加熱・蒸発させて、その蒸気の膨張により、駆動体を回転させ発電します。
70℃~95℃の排温水又は排蒸気の熱を熱交換器により、別の伝熱媒体(例えば水)に与え、これを加熱体として、これより沸点の低い作動媒体を加熱・蒸発させて、その蒸気の膨張により、駆動体を回転させ発電します。
バイオマス系及び、高分子系廃棄物の燃焼熱で、70℃~150℃の温水又は蒸気を作り、これを作動媒体の熱源として用いることにより発電します。
特徴
◎ | 排温水または排蒸気を熱源とするために補助燃料は不要です。 |
◎ | 二酸化炭素(CO2)の発生が無くゼロエミッションです。 |
◎ | 優れた熱特性 |
◎ | オゾン破壊係数=0 |
◎ | 化学的安定性が高い |
◎ | 地球温暖化係数が低い |
◎ | 人体に無害 |
◎ | 不燃性 |
<ゼロエミッション>
国連大学が提唱した構想で、産業の製造工程から出るゴミを別の産業の再生原料として利用する「循環型産業システム」の構築を目指し、廃棄物のない社会を目指すものです。